【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
 同じテーブルに座っている三兄弟が揃っていると、ただ黙って座っているだけなのに、何故か周りを圧する迫力があった。こんな人たちが独身で夜会に居たとしたら、結婚相手募集中の令嬢が色めきだって群がるのもわかる気がする。王都の夜会にはあまり姿が見えないはずだと、妙に納得してしまった。

「ねえ。ティタニア。何度も言って悪いけど、あれはニクスで俺はこっちだよ」

 なんとなくその場の流れで、スノウの二人の兄をぼんやりと見ていたティタニアの自分の方へと気を引きたいのか、スノウは手を取ってぎゅっと手を握った。ふふっと微笑んで、その手を握り返して、ティタニアは笑った。

「ちゃんとわかっているわ。ごめんなさい。でも、ニクス様はスノウと本当によく似てて……何年後かにはこんな風になるのねって思っただけなの」

 むっとした拗ねた顔で、甘えるような仕草をする彼に苦笑してティタニアは答えた。

「確かに顔は似てるかもしれないけどニクスは真面目すぎるし、一緒に居ても楽しくないよ。それにネージュは意地悪で昔からよく女の子泣かすし。だから結婚するなら絶対俺が一番良いよ」

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