私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
君が君として生まれ落ちたその瞬間、この後の人生が、ほぼ決まっていると言っても過言ではない。
人が生きている短い時間の中で、どんなに足掻いても選べる道には限界がある。
極端な例だけど、王様は庶民にはなれないように、庶民は王様にはなれない。

……だが、どんな概念をもすべてぶち壊す、何もかもを攫うような奔流。
数多くの紆余曲折を経たとしても、いつか必ずたどり着く場所。まだ遠い未来の中で、君を、君だけを待っている。

それこそが、運命と呼ばれるもの。
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