【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「……ネージュから僕がスノウの傍にいた理由を聞いたそうですね。ですが、僕だってそれだけでこいつと一緒に居たわけではありません。確かに、いろんな意味で、心配ではありましたけどね。気が合って一緒に居て楽しいのは事実なので。ただ、これまでずっと一緒だった僕だけにしかわからない事ですが、これだけは言えます。こいつには貴女だけしか居ません」

 ユージン持つ水色の瞳は、透き通る清水のように美しい。彼の性質がそのまま出ているかのような、不思議な虹彩だった。

「スノウはお酒に弱いくせに、つらくなるとすぐに飲みたがるんですよ。飲んでも、嫌なことは消えて無くならないですけどね……ティタニア様のことを忘れたいと、飲みながらよく泣いていたのを思い出します。すぐ後にいやだ、絶対に忘れたくないと言い出して。その繰り返しになるんですけどね。どうか、これからも、スノウのことを大事にしてやってください」

 その言葉に真剣に頷いたティタニアに礼をして、ユージンは去っていった。役目を終えたはずの彼はこれからもスノウの傍に居て補佐をする役割がしたいと言っていたから、これからも仕方ないと苦笑しながらもスノウと一緒に居ることになるんだろう。

 家族と呼べる大事な人が増えていく喜びは、何物にも変え難かった。
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