【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「兄さん、運命とは誰かに決められたものじゃない。いつかなんとなく歩いて辿り着く場所でもない。生きていく中で、幾千もの選択を繰り返し、どんなに苦しんでも、本能が欲しがる魂の半身。運命の番というけれど、あれって単なる予知みたいな、そんな感覚で、将来の自分の伴侶となる異性がわかるだけなんじゃないかな。父さんやスノウは、それが獣の本能でわかっただけだと思うけどね」
「予知? ……なるほどな。でも、それだと、未来が決まってるってことじゃないのか? 決まったものがわかるってことだろう?」
「違うよ。未来は可変で決まってないよ。でも、最終的には、必ず彼女に辿り着くんだったら、決まっていることと同じことなのかもしれないね。その辺りは、考え方次第なんじゃないかな。その姿を目にした瞬間に、必ず手に入れたいと思い、そうした選択肢しか選べなくなるなら、それは決まっているとも言えるし、決まっていないとも言える。そして、これは重要なことなんだけど、スノウがティタニア嬢を自分で選んだのは間違っていない」