【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
 ネージュはそう言ってまたお茶を飲んで、スノウがさっきまで勉強していた書類を手に取り内容を検分しているようだ。この人がこういう態度になるということは、この話はもう終わりだ。あまり深入りするとろくな事がない。幼い頃からの兄の行動の流れは完全に把握しているので、首を傾げつつもスノウは黙った。

 その時、パタパタと音をさせて近づいてくる可愛らしい足音に気が付き、スノウは立ち上がった。大股でサッと扉にまで近づき、それが開くのを待った。もちろん真面目なティタニアは礼儀作法が完璧だから、静かにノックが鳴って入って来た彼女をおろむろにぎゅっと胸に抱きしめた。

「もうっ……びっくりした! スノウ」

 ティタニアはスノウの胸を叩いて、顔を赤くした。

 この世界で一番愛している存在は、とても奇跡的なことだが、スノウに想いをそのまま返すように、思ってくれている。

 周囲の人の感情に聡いスノウには、彼女の気持ちが、手に取るようにわかった。その視線だけで。

「ごめんごめん。驚かせたかったんだ、どうしたの。こんな時間に。珍しいね」

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