【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「いいえ、スノウ様とユージン様を決して迷惑などと……そんなことは、ありません。でも、どうして? どうしてスノウ様は私のことを気にかけてくれるのでしょうか。それに彼の言う運命とは一体……」

 ユージンは何か躊躇う様子を見せ、そうして間を置いてから、にこっと笑った。

 屈託のない彼の笑顔は周囲を明るくする、そんな力を持っていると思う。どうしてもつられてこちらも思わず微笑んでしまうのだ。

「それは……さすがに僕の口からは。もし知りたければ、スノウ本人に聞いてください。僕はすこしの間、席を外します。心配しなくても、大丈夫です。獣化すると、恐ろしい姿に見えるかもしれませんが、スノウはどんなに前後不覚になったとしても、貴女にだけは危害を加えることは絶対に、有り得ないので」

 そして、答えを待たずに二人を部屋に残して、彼は外に出て行ってしまった。

 気を使われたのだと、わかった。おそらく自分がこの部屋に居るままだと、ティタニアが眠れないと考えたのだろう。頭の良い聡い人だと思う。

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