【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「いつも笑顔でいなさい。貴族の一人である貴女は良くも悪くも常に注目されることになる。その時どんな状況にあったとしても、あの人は可哀想な不幸な人と思われて良いことは何ひとつないわ。貴女は周囲に心配をかけて、自分勝手な態度で気を使われて、それで満足を感じる人なのかしら。揺るがない自分を持ち、誇り高く生きるのは、頼るべきものが少ない貴方にとって、きっと大事なことよ」
名前も知らない誰かに哀れまれたくなど、絶対になかった。だから、自分を嫌うジュリアンの隣に居ても笑っていたのだ。
なによりも、自分のために。
馬車に揺られて物想いに耽っていたティタニアの耳に、いきなり騒がしくなってきた周囲の音が飛び込んできた。
(……馬の蹄の音?)
馬車の後方からいくつもの荒々しい音が聞こえてきた。何人もの男性の怒鳴るような声がして、馬車が急停車した。前方で手綱を握っているはずの御者は悲鳴を上げたのが聞こえた。数瞬後、いきなり馬車の扉を開けられ、ティタニアは腕を捕まれて、引きずり出されそうになった。
「……おい、早く出ろよ。こっちはさっさと終わらせたいんだ」
名前も知らない誰かに哀れまれたくなど、絶対になかった。だから、自分を嫌うジュリアンの隣に居ても笑っていたのだ。
なによりも、自分のために。
馬車に揺られて物想いに耽っていたティタニアの耳に、いきなり騒がしくなってきた周囲の音が飛び込んできた。
(……馬の蹄の音?)
馬車の後方からいくつもの荒々しい音が聞こえてきた。何人もの男性の怒鳴るような声がして、馬車が急停車した。前方で手綱を握っているはずの御者は悲鳴を上げたのが聞こえた。数瞬後、いきなり馬車の扉を開けられ、ティタニアは腕を捕まれて、引きずり出されそうになった。
「……おい、早く出ろよ。こっちはさっさと終わらせたいんだ」