【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
城館が華やかに飾られ、着飾った招待客たちの笑い声が響く。
ティタニアの誕生日パーティの当日、やはり予想した通り婚約者のジュリアンは来なかった。その事は特に、意外な事でもなんでもなかった。今まで彼のしてきた事を思えば、むしろいない方が良いのかも知れない。いつも通りのことだ。昔馴染みも多く色々と心得ている参加者達は、婚約者が居るはずの主役ティタニアの隣に、誰もいないことをわざわざ指摘したりする無作法者はいなかった。
結局スノウやユージンに、エスコートを頼んだりはしなかったが、彼らは主催者として来客の対応をするティタニアを守るように、その近くから離れなかった。何かとティタニアに近付く人間に目を光らせるスノウに対し、ユージンはそつのない様子で挨拶と自己紹介をしに来た令嬢達に優しく受け答えしている。
ティタニアは泡の出る果実酒の入った細いグラスを持ちながら、プリスコット家の二人が居るとは知らなかった招待客達が興奮しながら挨拶していく様子を、なんだか不思議な気持ちで見つめていた。近隣の貴族達はイグレシアス家と付き合いがあると言っても、それは上辺の関係だけだ。彼らが意識しているのか無意識なのかは知らないが、どうしても成り上がりだとそういう見くびるようなそんな態度が随所に見られた。
けれど、ティタニアの傍に居る二人を見て、高位貴族のプリスコット家との繋がりが出来たと踏んだのか、手のひらを返したように、ティタニアや現当主カールに対する態度が今までとは面白いくらい違うのだ。つよい生き物におもねるのは生存本能として間違っていないとはいえ、そのあまりのわかりやすい態度にすこし笑えてしまった。
ティタニアの誕生日パーティの当日、やはり予想した通り婚約者のジュリアンは来なかった。その事は特に、意外な事でもなんでもなかった。今まで彼のしてきた事を思えば、むしろいない方が良いのかも知れない。いつも通りのことだ。昔馴染みも多く色々と心得ている参加者達は、婚約者が居るはずの主役ティタニアの隣に、誰もいないことをわざわざ指摘したりする無作法者はいなかった。
結局スノウやユージンに、エスコートを頼んだりはしなかったが、彼らは主催者として来客の対応をするティタニアを守るように、その近くから離れなかった。何かとティタニアに近付く人間に目を光らせるスノウに対し、ユージンはそつのない様子で挨拶と自己紹介をしに来た令嬢達に優しく受け答えしている。
ティタニアは泡の出る果実酒の入った細いグラスを持ちながら、プリスコット家の二人が居るとは知らなかった招待客達が興奮しながら挨拶していく様子を、なんだか不思議な気持ちで見つめていた。近隣の貴族達はイグレシアス家と付き合いがあると言っても、それは上辺の関係だけだ。彼らが意識しているのか無意識なのかは知らないが、どうしても成り上がりだとそういう見くびるようなそんな態度が随所に見られた。
けれど、ティタニアの傍に居る二人を見て、高位貴族のプリスコット家との繋がりが出来たと踏んだのか、手のひらを返したように、ティタニアや現当主カールに対する態度が今までとは面白いくらい違うのだ。つよい生き物におもねるのは生存本能として間違っていないとはいえ、そのあまりのわかりやすい態度にすこし笑えてしまった。