【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「……ティタニア。疲れてないのか」

 スノウがお祝いの挨拶する人たちの列が切れた隙間に話しかけてきた。心配そうなその表情に微笑み頷くと、固い表情を浮かべた彼もほっと息をついて、ちょっと笑ってくれた。

「スノウ様。今日は来てくださって、本当にありがとうございます。パーティは楽しんでくれていますか」

 型通りの挨拶にスノウは眉を上げて肩をすくめると、口端を上げて微笑んだ。

「……この上なく。可愛いドレス姿を見られるのも眼福だが、俺はただお前の傍に居られるだけで楽しいし、嬉しいんだ。出会ったばかりで、こんなことを言って、変なやつだと思ってくれても別に構わない」

 彼のような人に、こんなに明け透けに好きだと言われて年頃の女の子ならば絶対に嬉しくないはずがない。ティタニアは顔に血が登りそうになって、思わず手に持っていたグラスを煽った。あまくて美味しい。成人になったので、ようやく飲むことが出来るようになったばかりのお酒は、思っていたよりも飲みやすかった。

「おい、一気に飲むバカがいるか。飲み慣れてないんだろう……頬が赤くなってる」

< 81 / 285 >

この作品をシェア

pagetop