【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「それは良い考えですね。海の近くの港町ネブラアートに行くのはどうですか。あそこならここから程よく近場ですし、食べものも美味しいし、僕達もここに来る前に滞在していたことがあるので、ある程度の土地勘もあります。それにティタニア様さえ良ければ、道案内代わりの護衛として僕たちも連れて行ってもらえれば嬉しいんですけど」

「それは良い! ティタニア、ちょうど良いじゃないか。行ってきなさい!」

 カールはまるでこの展開を打ち合わせていたかのように、芝居掛かった動きで手を打って言った。けれど、それを指摘してわざわざ逆らう気持ちにも、なれない。ぎこちない笑顔で頷くと、ようやくほっとしたような空気が流れた。

 カールとユージンが二人で日程や旅行先のネブラアートまでの行程を打ち合わせしている間も、スノウは難しい顔をしたまま、結局何も言わなかった。

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