ただ1人の皇女様

デビュタント

─今日は私の10歳の誕生日と共にデビュタント当日。



朝早めに起きるとメイド達がズラっと部屋に入って来てお風呂に入り、髪のお手入れ、全身マッサージして半身浴からのドレスに着替えメイクして髪をセットする。



何時間もかけてやっと解放された



つ、つがれだぁーー...


デビュタントが始まる前からどっと疲れが溜まった。



「姫様...とてもお美しいですっ」


「間違いなく世界一ですよっ！」


「天使が舞い降りたのかと思いましたっ」


私を見てメイド達が頬を赤くしてうっとりしている


そんなに言うなら相当私は変わったんだろうな...どれどれ、、



そして全身大の鏡の前に立つ。



前世も含めて間違いなく今日が一番可愛いなと思った。


この2週間最高級を取り揃えた美容品を毎日使って毎日マッサージして毎日エステをしてたから肌の調子は最高級と言ってもいい



2つの前世はお手入れの"お"さえ出来なかったから肌の質も今より格段に落ちていた。



流石皇族というかなんというか...あの化粧水だけでいくらするんだろう、、



検討もつかないや...