旦那様は征服者~慎神編~
「え?そ、それだけは……」
「だよね?
僕は、この店気に入ってるんだよ。だから、がっかりさせるようなことしないで」
「はい、申し訳ありませんでした!」
再度、深々と頭を下げる店員。
「莉杏、行こ?」
「うん…」
ショップを出る寸前、一度振り返った慎神。
「さっきの店員……」
「え?」
「無能な人間は、絶った方がいいよ?」
「え……」
「無能な人間程、悪影響を与える者はいない!!」
そう言って、後ろ手に手を振り出ていった。
「慎神くん」
「ん?なぁに?」
「さっき言ってたことって、クビってこと?」
「うーん。そうだね。だって、いらないでしょ?」
「でもあの店員さん、知らなかったんだよね?
私に話しかけちゃダメってこと」
「でも、情報共有してたら避けられてたことだよ?」
「そうだけど……」
莉杏はふと思う。
(私も、無能って思われないようにしなきゃ!)
「莉杏は、無能じゃないよ!」
「え!?」
(なんで、わかったの?)
「今度は、なんでわかったの?って思った?」
「え!?」
「莉杏、分かりやすい!
莉杏って、ほんと純粋だから嘘つけないもんね!」
「うー」
「可愛い~
まぁ、百歩譲って莉杏が“無能”だとしても、放さないけどね!」
「え…?」
「だって、僕の一生になくてはならない存在だから。
莉杏がいない方が、僕に悪影響を与えるんだよ。
莉杏がいなくなったら、僕死んじゃう…!」
「…………私も、ずっと慎神くんの傍にいたい」
慎神が莉杏にピアスをつける。
「フフ…お揃い!」
そして、嬉しそうに言った。
「うん、お揃い!ありがとう、慎神くん!」
莉杏も微笑んだ。
バックミラー越しに、二人の姿を見ていた奏瑪。
(どうか…この瞬間が、ずっと続きますように)
と願っていた。
レストランに着き、個室に入る。
カップル席なのでぴったりくっついて座り、慎神が足を組んで莉杏の腰を抱いた。
「慎神くん、いただきます!」
「どうぞ!」
二人、微笑みながらゆっくり食事しているとオーナーが入ってきた。
「天摩様、少しよろしいですか?」
「ん?」
慎神に耳打ちする、オーナー。
「………新汰が?」
「はい。たまたま見かけたとかで……」
(新汰…さん…?また、名前が出てきた。
慎神くんの知り合いだよね?
どんな人なんだろ?
さっきの店員さん怖がってたし、怖い人なのかな?)
心配そうに、慎神を見つめる莉杏。
「今日は会えないよ。新汰に言っておいて」
(え?だ、大丈夫なのかな?
怖い人なんだよね?慎神くん、怒られたりとか……)
「はい、かしこまりました。その様にお伝えしておきます」
丁寧に頭を下げる、オーナー。
そのオーナーの頭をポンポンと撫でた、慎神。
そして、莉杏に向き直った。
「だよね?
僕は、この店気に入ってるんだよ。だから、がっかりさせるようなことしないで」
「はい、申し訳ありませんでした!」
再度、深々と頭を下げる店員。
「莉杏、行こ?」
「うん…」
ショップを出る寸前、一度振り返った慎神。
「さっきの店員……」
「え?」
「無能な人間は、絶った方がいいよ?」
「え……」
「無能な人間程、悪影響を与える者はいない!!」
そう言って、後ろ手に手を振り出ていった。
「慎神くん」
「ん?なぁに?」
「さっき言ってたことって、クビってこと?」
「うーん。そうだね。だって、いらないでしょ?」
「でもあの店員さん、知らなかったんだよね?
私に話しかけちゃダメってこと」
「でも、情報共有してたら避けられてたことだよ?」
「そうだけど……」
莉杏はふと思う。
(私も、無能って思われないようにしなきゃ!)
「莉杏は、無能じゃないよ!」
「え!?」
(なんで、わかったの?)
「今度は、なんでわかったの?って思った?」
「え!?」
「莉杏、分かりやすい!
莉杏って、ほんと純粋だから嘘つけないもんね!」
「うー」
「可愛い~
まぁ、百歩譲って莉杏が“無能”だとしても、放さないけどね!」
「え…?」
「だって、僕の一生になくてはならない存在だから。
莉杏がいない方が、僕に悪影響を与えるんだよ。
莉杏がいなくなったら、僕死んじゃう…!」
「…………私も、ずっと慎神くんの傍にいたい」
慎神が莉杏にピアスをつける。
「フフ…お揃い!」
そして、嬉しそうに言った。
「うん、お揃い!ありがとう、慎神くん!」
莉杏も微笑んだ。
バックミラー越しに、二人の姿を見ていた奏瑪。
(どうか…この瞬間が、ずっと続きますように)
と願っていた。
レストランに着き、個室に入る。
カップル席なのでぴったりくっついて座り、慎神が足を組んで莉杏の腰を抱いた。
「慎神くん、いただきます!」
「どうぞ!」
二人、微笑みながらゆっくり食事しているとオーナーが入ってきた。
「天摩様、少しよろしいですか?」
「ん?」
慎神に耳打ちする、オーナー。
「………新汰が?」
「はい。たまたま見かけたとかで……」
(新汰…さん…?また、名前が出てきた。
慎神くんの知り合いだよね?
どんな人なんだろ?
さっきの店員さん怖がってたし、怖い人なのかな?)
心配そうに、慎神を見つめる莉杏。
「今日は会えないよ。新汰に言っておいて」
(え?だ、大丈夫なのかな?
怖い人なんだよね?慎神くん、怒られたりとか……)
「はい、かしこまりました。その様にお伝えしておきます」
丁寧に頭を下げる、オーナー。
そのオーナーの頭をポンポンと撫でた、慎神。
そして、莉杏に向き直った。