いつまでも、君が大好きです。
「あのさ、美奈。許してくれる?」
そこで、湊都が口を開いた。
「俺が、美奈にしてしまったこと。何とは、言わなくていいからさ。」
湊都が力なく笑う。
そんな顔させたいんじゃない。
悪いのは私。なのに。
「、、、分かった、許すよ。」
「ほんと!?」
湊都は、明るい顔で目を輝かせた。
ほんと、可愛いな。湊都は。
「だから、許した上で、言いたいことがあるの。」
「え、、、言いたいこと?」
、、、、言え。私。
「、、、、別れよ。私たち。」
言い出す時、声が震えた。
声だけじゃなくて、手足も震える。
でも、平然を装って話す。
「は?、、、何言ってんの?」
「前からずっと言いたかったんだよね。私たち、合わない。」
「なにそれ、、、、そんな急に、、。」
「急じゃないよ。だいたい、私は前から別れたいって思ってたんだよ?そもそも、湊都部活ばっかだし、全然私に構ってくれないんだもん。」
いつも休みの日は私に時間を使ってくれて、少しの時間も開いては私と過ごしてくれたよね。
「はぁ?、、、、なぁ、嘘だよな?」
嘘だよ。
そう言えたら、どんなに良いか。
「じゃあ、、、美奈は、俺の事、ずっと本気じゃなかったってこと?」
湊都の事を、、、?
これは、さすがに、、、嘘つけないや。
「本気だったよ。本気で、湊都の事が好きだった。」
「じゃあ、、、美奈はもう、俺の事、好きじゃないの?」
「うん。好きじゃないよ。だから、別れよう。」
さようなら。私の最愛の人。
さようなら。私の世界で一番大切な人。
「嫌だ、、、絶対別れない。」
「自分勝手なこと言わないでよ。私は別れたいの。」
「なぁ、お前、最近おかしい。こんなこと言うとか、美奈らしくねぇよ。最近冷たくなったのも、本当は怒ってるんじゃないんだろ。」
「うん。怒ってるんじゃないよ。他に理由がある。」
「なにそれ。」
「もうさ、終わりにしよって言ってるの。」
自分勝手でごめんね。
こんな形でしか君に嫌われる方法が見つからないの。
「なんで、なんで急に美奈、そんなこと言い出すんだよ、、、?」
「ずっと前から思ってたよ。急じゃないし。」
「ずっと、、、前?」
「あのさぁ、もういい?」
こんな大事な時でさえ病気は私を襲う。
ここで倒れたら全部水の泡だ。
だから、はやく終わらないと。
湊都に嘘をつくのは下手な私が君につく、精一杯の嘘。
これで最後だから。
だから。
ばいばい。
「私たち、、、合わないよ。」
いつまでも、ずっと君が大好きです。
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