愛毒、有名人はあの子。

―これを誰かが見てるとは知らずに…。


「いや…、俺ってそう見えるんだなぁって反省した。

色々、週刊誌とかにも頻繁に載ってるしなぁ」


悲しい目をして語ってくれた。

今まで撮られた女性との写真は誤解だということ。


なかなか付き合ってくれる女性が見つからないのに…

とも言っていた。



そーだよ、

嵐なんてスーパーアイドルなんだから恋なんて


してる暇ないのに…。

とあたしは思った。




今考えれば、今日の朝は嵐のこと

寄生虫とか言ってたし★


「らっ、嵐は偉いよ!」


気づけば声が漏れていた。

本音だけど、びっくりして口を塞ぐ。


「…あり…ぁと…」

「え?何、もっかい言ってよ」


「っ、…ありがと!」


――――嵐。

こっちこそ、勇気とか…思いやりとか教えてくれて


“アリガトウ”


そしてあたし達は2時間ほど語り合った。


「…今日は出会えてよかったよ。

蓮ドラの撮影…これからもヨロシクな!」


…うん…あたしも。


「またね!」


強くなれたかも、しれないね。

お互い様。


奇跡だったのか、目の前にはもう 嵐はいなかった。

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