愛毒、有名人はあの子。
てゆうか大女優って言っても
もう
凄すぎてみんなに人目置かれるようになっちゃった。
それも寂しいよ…
話しかけてはくれるけど…熱狂的なファンでも
あんまり押しかけてはこない。
暇だから仕事って嘘ついて学校だってあんまし
行ってねぇし…
ああああああ!
暇!
―バサバサバサ
あたしはそれから私服に着替える。
今は寝巻きだったから、こんな格好じゃあ行けないだろう。
車は暖かくて、広いし、物だってほとんどある。
便利すぎて住んでたことだって…
((あ…これ以上はシークレットで♪
「柚木さん、準備バッチシです♪ドア、開けてください。」
ギィィィ
へ、変な音ぉ…
この車、錆びてるのかな…?
怖いなぁ…
あたしはそうも思いながらも1歩、また1歩と降りた。
「おはよーございまーす」
「あ、七沢さん。綺麗なお洋服ですねー」
「今日の撮影はですねー、… … …」
う…
う…
うる…
うるさ…
うるっさぁぁぁぁーい!