愛毒、有名人はあの子。

いつもいつもあたしのは褒めないのよね。

服が良いとか…

ファッションセンスが良いとか…


もう…聞き飽きたよぉ…


もう…いやだよぉ…


「…ん?どーしたんですかぁ?」


…今日はなんだか騒がしかった。

あたしの共演者でも来たのかしら?

ま、関係ないけどねェ♪


そんなことはお構いナシに

メイクを進めていた。

だってさぁ… …『めんどいじゃん?』


男とか…、ムカつく奴らばっかりなんだもん。

あたしに好かれようとだけする


まるで


――――まるで     寄生虫よ!


あたしは顔にでるほどイライラがつのっていた。

なんでか子供の頃から、恋とか愛とかに興味がなかったんだよねぇ。

あたしって、女として

変なのかな…


時々、不安になるけれど


絶対絶対、あたしのことを守ってくれる王子様が現れるって

信じてる。

大人になったって、それだけは


その気持ちだけは変わらないよ…
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