一途な御曹司は溺愛本能のままに、お見合い妻を甘く攻めて逃がさない

 それからこれは夢ではないかと何度も思ったけど、夢なんかではなく、私たちはすぐに籍を入れることになった。
 さらに親族だけの小さな挙式をし、挙式後すぐに、私は鷹也さんとローマに向かう。

 飛行機の中でもずっと夢心地だったけど、夢はいつまでも覚めない。

 ローマでは、鷹也さんの住んでいる家に一緒に住むことになった。
 鷹也さんはもう少し広い家がいいかなと言ったのだけど、もう十分すぎるくらい広いから断った。

 海外便でくる私の荷物は、私自身より少し遅れてやってくるので、私は最低限の荷物だけ持って、鷹也さんの家に向かった。

 あのとき、あの日。
 一緒に過ごしたあの家に……。
< 41 / 108 >

この作品をシェア

pagetop