一途な御曹司は溺愛本能のままに、お見合い妻を甘く攻めて逃がさない

 いろいろと疑問に思っても、結局鷹也さんの手に溶かされる。
 さらに私が本気で抵抗できないことを鷹也さんは知っているから始末に負えない。

 だって、触られるだけで、気持ちよくて……仕方なくなる。
 これは子どもを作る行為だからと分かっていても、それだけではない気持ちにさせられる。

―――抱き合ってるとより近くに鷹也さんを感じられて幸せだった。

 もっともっとこうして鷹也さんと一緒にいられたらいいのに。
 二人で過ごす時間が、私には何より大切だった。
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