一途な御曹司は溺愛本能のままに、お見合い妻を甘く攻めて逃がさない

―――その次の日の朝、私は離婚届だけおいて家を出た。

 私は逃げたのだ。
 鷹也さんから、事実から、全部から……。

 知るのが怖かった。
 知ったら、どれくらい傷つくのか怖かった。

 それに、子どものこともあったから。


 分かっていたかのように、航空券とホテルを手配してくれたのは、安曇さんだった。
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