second love secret room クールな同僚医師の彼に溺れる女神:奥野医師&橘医師特別編完結
好きでもないヤツに抱かれる・・・そんなことでは幻滅なんかしない
奥野さんを想い続けていた自分だってそうだったから
でも、日詠さんを忘れようとしてそんなことをしているという彼女の告白に
哀しくて、悔しくて、やるせなさを覚えずにはいられない
自分がもっと早く日詠さんの身代わりになって、彼女の人肌恋しいという想いに応えていたら、彼女に情けないという感情を抱かせなかった
でも、今からでも遅くはない
俺はそう信じている
だから、もう一歩前へ進むんだ
『好きでもない人に抱かれているなら、俺でもいい・・・そう思えばいい。』
彼女が好きでもないヤツに抱かれることを情けないと想っているのならば
同じことをしていた俺だってそうだ
ふたりが同じことをしていることを共有すれば
彼女の持つ情けなさも共有できる
「・・・橘クン・・・」
橘である俺に大切にされる資格がないと彼女が言うならば
俺が橘でなければいい
『恭矢・・・でしょう?・・・橘はあなたのただの同僚。恭矢はただあなたを抱くだけの男。』
「・・・そんな・・・」
彼女と一緒に前へ進む一歩目は、カラダ目的という最低な男になってもいい
きっかけはそれでいいんだ
そうでなきゃ、同僚の橘のままじゃ、彼女は俺を受け入れてはくれないだろうから
『だから、今は、今だけはややこしいことなんか考えずに、恭矢って俺を求めて下さい。』
好きでもない人間に抱かれることは情けない
でも排除することなんてできない
そういう背徳感ってやつを一緒に感じればいい
でも、その後はちゃんと気付かせてあげたい
恭矢って呼ぶことを求めた理由を・・・