second love secret room クールな同僚医師の彼に溺れる女神:奥野医師&橘医師特別編完結
自宅へ向かう車内。
彼女と手を繋いだまま・・だが会話はなく、音量が小さいままのはずのFMラジオのナビゲーターの声がやけに大きく聞こえる。
彼女の手に触れている自分の掌が感じ取る彼女の掌の柔らかさ。
それを直に感じ取れる今、眠くなりそうな夜の運転も目が冴えている。
だから会話どころじゃない俺。
そうやっているうちに自宅マンションへ到着する。
地下駐車場でバック駐車をしようとした時、シフトレバーの上で繋がったままの俺達の手がそれを阻む。
それに気がついたらしい彼女が手を離そうとしているのが、くっついたままだった掌を介して伝わってくる。
このまま手を離すのは仕方がないし当然
でも、今、それに従って彼女の手を離してしまうことは彼女を置き去りにするような感覚を抱きそうだ
だからその仕方がないし当然を覆したくなる俺は、手を離す前に彼女を見つめてキスをすることに置き換えることでようやく手を離した。
そうやって手を離した時間・・・ほんの1分程度だろうか
自分の掌が空を切るような感覚が沸き上がってきた俺は、自分の部屋に誘導するためという目的を盾にして彼女の手を再び手に取り、自分の部屋に向かって歩き始めた。