second love secret room クールな同僚医師の彼に溺れる女神:奥野医師&橘医師特別編完結
『でも、変わらないほうがもっと怖い。俺も、あなたも・・』
「・・・・・・・」
変わらない自分のせいで
もう後悔はしたくない
一緒に変わろうとして上手くいかなかったとしても
また一緒に這い上がればいい
そのために明日があるんだから
『だから、明日のことは明日、考えればいい・・・だから今夜だけでいい・・・俺を信じて下さい。』
上手くいかなかった時の保険としての明日を期待して、今夜を信じる
日詠さんへの想いでがんじがらめになっている彼女を救い上げたい
修羅場に彼女を遭遇させるようなだらしない男に傷つけられた彼女の心を癒したい
その想いだけはどうやってももう揺るがない
もし、俺が彼女に悪影響を及ぼすどころか壊してしまうのであれば、
一緒に堕ちるところまで堕ちればいい
そうなっても俺が彼女を引き上げる
そんな想いを改めて胸に抱いた俺に聞こえてきた彼女の小さな声。
「・・・恭・・・」
その声は
ただの同僚の橘でもなく、
ただ彼女を抱くだけの男の恭矢でもなく
大切にするという意味を持つ“恭”と俺を求める声だった。
彼女の、“恭”と呼ぶ声は
あまりにも甘くて切なくて
心の底から俺を求めているように聞こえて仕方がない
『みや・・び・・・』
俺も自分を曝け出した俺を受け入れてくれたらしい彼女を心の底から求め、強く抱き締めた。