second love secret room クールな同僚医師の彼に溺れる女神:奥野医師&橘医師特別編完結
俺がみっつめのおまじないを言えなかったせいなのか、雅はまた涙を流した。
でも、その涙は踏み絵動画を観た時の冷たそうな涙とは異なる、温かそうな涙。
『泣き虫だな・・みやびは・・・』
そういう温かい涙も
「そんなこと・・ない・・・」
泣き虫を否定する意地っ張りな雅が流すどんな涙も
『じゃあ・・・俺の前だけで泣き虫になって・・・俺がちゃんとみやびの涙を拭ってあげたいから。』
全部俺が受け止めてちゃんと拭ってやるんだ
温かいのも、冷たいのも、嬉しいのも、辛いのも、全部
「・・・・・優しすぎるよ・・・きょう・・・」
優しいんじゃない
雅の全てを自分だけで受け止めたい
ただそれだけなんだ
『・・・みやびに・・・だけ・・・だ。』
こんなことを言ったら、みっつめになるはずだったおまじないの内容が気付かれたかもしれない
でも、それだけは今、言いたかった
彼女をすぐ近くで触れることが許されているのは今日だけ
明日がどうなるかなんてわからない
だからみっつめになるはずだったおまじないへの道しるべを今、彼女に渡しておきたかったから
そうやって自分が伝えたかったことをなんとか伝えた俺は、カラダでも彼女に、大切に抱かれたという感覚をもたらしたくて、彼女の中の一番奥深いところで激しく動き、
「・・・きょ・・・・う?」
『・・み・・や・・・び・・・・』
今日という彼女と一緒に居られるという特別な日に、俺の一番あつい熱を彼女のカラダに、彼女の一番柔らかくて温かい熱を自分のカラダに刻み込んだ。