second love secret room クールな同僚医師の彼に溺れる女神:奥野医師&橘医師特別編完結

初詣に行った夜
それは俺が恭に、奥野さんが雅になってお互いを大切に想った夜
その夜に俺は奥野さんとココロが通じ合った
そう想っていた


でもその夜が明ける前に
彼女は俺を本気にスキになる前に俺の前から消えた

その現実を今の彼女の言葉で改めて突き付けられた
仕事の上で再び彼女との距離が縮まっている手応えがある中でのその現実
それは俺にとってあまりにも重い現実だ


「何かの見間違いなんじゃ・・・病院イチのモテ男があたしなんか相手しませんよ。」


そんな中、奥野さんは寺川部長ではない男とのキスどころか、その男との交際関係までもを否定した。
まるで、あなた以外とは付き合ってなんかいません、あたしの交際相手はあなたしかいないんです・・・とアピールするように。


修羅場に巻き込まれてココロが傷ついている彼女なのに
またそんな想いをさせられるかもしれないことを望むのか?

彼女は寺川部長のことが好きなのか?
臨床心理士の関係でのやり取りだけでなく、彼自身のことが好きなのか?

でも、世間体を気にするであろう寺川部長は家庭を壊す覚悟なんかない
もし、彼女が本気で寺川部長のことを好きならば
また迎えてしまうかもしれない修羅場を覚悟しての今の行動なのか?


本当なら、姿の見えない自分とは反対側にいる彼らの前に飛び出して

【キスの相手は俺です、間違いありません】

【彼女を幸せにできるのは俺だけです】

と言い放ちたい


でも、奥野さんが寺川部長のことが本気で好きならば、俺がその想いをぶち壊す真似をすることになる


初詣の夜
ベッドから出ていく彼女の手を引き留めていたら、もしかして自分のことを好きになってくれていたかもしれない

それができなかった俺は、今の彼女の想いをぶち壊す資格なんかない
また、ただの見物人に戻るしかない
彼女の1番目の恋の相手である日詠さんにも、彼女を守ると誓ったのに・・・


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