second love secret room クールな同僚医師の彼に溺れる女神:奥野医師&橘医師特別編完結
彼女の本当の想いを窺い知ることができないままの俺がそうやって肩を落としている中で聞こえてきた声。
「・・・・きょう・・・・」
初詣の夜、何度も聞いた彼女の声。
その切なさ満載な声に胸が締め付けられる。
「今日?今日がどうした?」
「・・・・だから・・・・」
「雅?どうした?」
俺の胸を揺さぶる彼女が口にした“きょう”
それは、寺川部長が問いかけた“今日”なんかじゃない
心の底から俺を求めた“恭”
都合がいいかもしれないけれど
今の俺にはそうにしか聞こえない
彼女は寺川部長に愛されることを求めてなんかいない
そうも思わされる彼女から紡がれた“きょう”
だから俺は
「あたしは・・・」
『彼女の言う、“きょう”は、ただの“今日”ではないですよ。』
高嶺の花
それをただ眺めるだけの自分をやめた。
『彼女の言う、“きょう”は彼女を幸せな未来へ導く“恭”』
彼女の涙を拭うのも
彼女を守るのも
彼女を愛するのも
そして
彼女を幸せな未来に導くのも
恭である自分しかできない
そう確信したから・・・・