お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~
「自分でやりたいっていう咲の想いはわかる。でも、今無理したら一番やらなくてはならないことができなくなるだろ?俺にやらせてほしい。黙ってそばに居るなんてつらくてできない、俺。」
玲の申し出に咲は「お願いします」とベッドで頭を下げた。

「任せなさい。」
その力強い存在に咲は涙が溢れた。

本当は何もしたくない。
何も考えたくない。

辛くて苦しくて仕方ない。

目を閉じると悲惨な光景を思い出してしまう。

自分の体を抱きしめるように両手をまわす咲。
全身を震わせながら泣き始める咲に、玲は近づきそっと抱き寄せた。
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