俺の気持ちに気づけよ、バーカ!

「欲しいもの言えよ。
 今から買いに行ってやるし」

「……えっ?」

「店がもう閉まってるか。
 明日以降なら……」

「おっ、、、桜ちゃん!!」


真っ赤な顔を
手のひらで隠して。

どうした?


「……泊まって
 ……くれないかな?」



……は?



「亮くんも優くんも、
 お友達のお家にお泊りで
 いないんだ」

「誰かの家で
 夜通しクリスマスパーティー
 するって言ってたな」

「もう……
 ないかもしれないから……」

「なにが?」


「一晩中、桜ちゃんのことを
 独占できちゃうチャンス……」


「……」


「だっていっつも
 亮くんと優くんに
 桜ちゃんを取られちゃうもん……」


「……」


「私だって……
 桜ちゃんのこと……
 独り占めしたかったのに……」

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