俺の気持ちに気づけよ、バーカ!


俺の声に反応したように
びくっと
肩を跳ね上げた璃奈は


「指輪もらったのに……
 これ以上おねだりするとか
 桜ちゃん……ひくよね?」

うつむいたまま
指輪をこすりだした。


おねだりだと?

いつも自分の欲望を
抑え込む璃奈が?

ヤバい。
興奮してきた。

なんだよ?
オマエの欲しいものって。

ネックレス? 財布?

亮と優が欲しがっている
庭用サッカーゴールを
俺に買って欲しいとか?

いいぜ。

俺が買えるものなら
なんでも買ってやる。

璃奈に甘えてほしくて
頼ってほしくて、

ヘタレ御曹司の世話バイトで
稼いだ金を
貯めこんできたんだからな!!

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