俺の気持ちに気づけよ、バーカ!
「そそ…
そんなことないよ。
私も桜ちゃんのこと
大好きだし」
「ホント?」
私は「うんうん」と
桜ちゃんの腕に顎が当たるほど
オーバーにうなずいちゃった。
今ので
伝わってくれたらいいな。
私にとって桜ちゃんは
唯一無二の存在で。
両親がいなくて
何をやってもトロい私に
シンデレラの靴を
履かせてくれた
王子様なんだよ。
でもなんで
凛としたワイルド王子が
私なんかを好きになって
くれたんだろう?
私は抱きしめられたまま
心のモヤモヤをボソり。
「ねぇ、桜ちゃん」
「何?」
「いつ私のことを
好きになってくれたの?」