俺の気持ちに気づけよ、バーカ!


「急に私たちの結婚式って
 桜ちゃん、本気なの?」

「璃奈のドレスを選んで。
 あっ、俺たちの結婚指輪も
 買いに行かないとな」


本気だし……


「絹さんが一時退院できるか
 主治医に聞きに行ってと。
 そうだ。優、亮、
 学校の先生に休むって
 言っとけよ」


話、
どんどん進んでるし……


「オッケー。
 ねぇちゃんの結婚式、
 僕たちで
 ハッピーソング歌っちゃう?」


優くん、気が早いよぉ。


「ブーケトスってあるんだろ?
 花束投げるやつ。
 あれさ、花束じゃなくて、
 俺たちがサッカーボール
 蹴ればよくない?」


亮くんやめて!


「結婚式場のガラス割っちゃったら
 大問題だから」

「璃奈、そこは大丈夫だって」

「えっ?」

「雨璃の父親、俺にめっちゃ甘いし。
 新郎の俺も、亮たちと一緒に
 サッカーボール蹴りたいしな」


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