俺の気持ちに気づけよ、バーカ!


それに

「璃奈のそういうとこが、
 心配なんじゃねぇの?」

「えっ?
 私のそういうとこって?」


ほら、気づいてねぇし。


「今は、12月初めだぞ」

「そっか、そっか。忙しくて、
 クリスマスツリーを出すの、
 忘れてたからか」

「はぁ?」

「大掃除も今のうちから始めるから、
 安心して病院で治療してって、
 おばあちゃんに伝えておこうっと」



いやいや、違うだろうが。

俺と絹さんが心配してるとこ、
年中行事の準備なんかじゃねぇし。



ほんと璃奈は、天然。

自己犠牲、激しすぎ。

家族のために、
家事もガキの世話も
バイトもしまくって。

体を酷使してるんじゃねぇの?って、
心配で気が滅入る
俺の気持ちも考えろっつうの。


< 43 / 332 >

この作品をシェア

pagetop