俺の気持ちに気づけよ、バーカ!

いやいや、気をしっかり持て。

璃奈にナヨ男と思われたら、
俺のメンタルが、ヘニャるからさ。


凛々しい顔を作りたくて、
俺はワイルドに
髪をかき上げてみた。



「病院から
 電話をかけてきたってことか。
 絹さん、何だって?」

「おばあちゃん、
 私の心配をしすぎなんだよ」

「ん?」

「風邪ひいてない?とか、
 家のことで疲れてない?とか、
 私の心配ばっかり。
 自分の体を治すことを、
 一番に考えて欲しいのに」



そりゃ、そうだろ。

たかが高3女子に、
喧嘩ばっかりで手に負えない
猛獣二匹の世話を
押し付けている状態。

入院中の絹さんも
申し訳なさ過ぎて、
胃に穴が開きそうなんだろうな。

簡単に想像ができる。

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