俺の気持ちに気づけよ、バーカ!


自分たちの子が
手に負えなくなったのも、
私の弟達のせい?

そんなこと、絶対にないよ。

だって亮くんも優くんも、
すっごく優しい子だもん。


笑顔のキープが、限界ギリギリ。

涙がこぼれそう。

でも弟達の前では
絶対に泣きたくない。


私がグラウンドの隅で
泣いていたら

「姉ちゃん、どうしたの?」って
心配をかけちゃうから。



泣きそうなほど歪んだ顔を
ごまかしたくて

必死に、口角を上げたその時

「痛っいぃぃ」

ボスママの一人がしゃがみ込んだ。

太ももを手で押さえている。


跳ね返ったボール。

コロコロ転がっていった先に、
なぜか亮くんの姿が。

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