俺の気持ちに気づけよ、バーカ!
私の顔から、血の気が引いた。
声も出ない。
筋肉も動かない。
現実が理解できなくて
立ちつくすことしかできない。
ダメな姉の代名詞みたいに、
棒人間化してしまった私。
「なにやってるんだ、亮!」
おじいちゃん監督が
慌てて駆けてきて、
亮くんの腕を
無理やり引っ張っている。
「説明しなさい!」
「別に、監督に話すことないし」
「亮!」
監督は
ふてくされている亮君を、
私とボスママ達の前に
連れてきた。
子供達も他のママたちも
「何が起きたの?」と
ワラワラ集ってくる。