俺の気持ちに気づけよ、バーカ!


私の顔から、血の気が引いた。

声も出ない。

筋肉も動かない。

現実が理解できなくて
立ちつくすことしかできない。

ダメな姉の代名詞みたいに、
棒人間化してしまった私。



「なにやってるんだ、亮!」

おじいちゃん監督が
慌てて駆けてきて、

亮くんの腕を
無理やり引っ張っている。



「説明しなさい!」

「別に、監督に話すことないし」

「亮!」


監督は
ふてくされている亮君を、
私とボスママ達の前に
連れてきた。

子供達も他のママたちも
「何が起きたの?」と
ワラワラ集ってくる。

< 79 / 332 >

この作品をシェア

pagetop