【コミカライズ】騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
 そうそうのことを言われたからと言って、怒りに我を忘れて誰かを大声で怒鳴ったりすることなど考えられなかった。もちろん、私は身内なので別枠だ。

「ええ。先ほど見えられたのは若い女性と、お付きの男性の二人でした。応接室に入って間もない時から、大きな声が聞こえて」

 それを聞いて、胸騒ぎを覚えた私は応接室へと走った。この家は頑丈な作りで、商談にも利用するために部屋の中の音が漏れ聞こえて来ることもない。けれど、お祖父様の激昂を表すように大きな怒鳴り声は聞こえてきた。

「……いくら脅されても、儂はエレノアにそんな事を無理強いをしたりなどしない! 早く帰ってくれ!」

 無理強い? しかもかなり不穏な言葉も続いていた。私の名前が聞こえたので、躊躇いつつも大きな扉を開く。そして、そこに居た人に驚き目を見開いた。

「ブレア……さん……?」

「あら。ご機嫌よう。エレノアさん」

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