【コミカライズ】騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
 私が自分の言葉を肯定したのを聞いてから、シャーロックは一度頷いてから背を向けて行ってしまった。

 自分がそれを望んだはずなのに、また泣けてきた。もう、彼は戻って来ない。シャーロックは、すぐに私の代わりを見つけるだろう。私より可愛くて条件の良い子なんて、いくらでも居るんだから。

 荷物を持って、階段を昇り部屋に辿り着くまではなんとか我慢した。けれど、扉を開け久しぶりの空気の籠った自室に入ってしまえば、もう無理だった。大きな声をあげて、遠慮なんてせずにわんわん泣いた。

 自問自答を何度繰り返しても、どこでどうすれば、彼とまだ付き合えていたかなんて、もうわからない。

 明日の結婚式で泣いている私を見て、ブレアさんはきっと満足してくれるだろう。新婦が泣きっぱなしの結婚式なんて、参列したこともなければ聞いたこともないけど。

 どうか、本来なら自分に手に入らないものを願った私を、それで許して欲しい。
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