【コミカライズ】騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
「……エレノア、本当にすまない。儂が不甲斐ないばかりに、お前に迷惑をかけてしまった」

 王都でも有名な教会にある新婦の控室に、お祖父様の押し殺したつらそうな声が響いた。

 お祖父様は、ずっと私に謝ってばかりだ。憔悴し切っていて、明らかにこのところろくろく眠っていない顔。彼と同じくらいひどい顔をしているはずの当の本人である私より弱っている様子で、こんな時なのに心配になった。

 いつも威厳のある様子のお祖父様からは、想像のつかないひどい様子で……新婦の親族として、きちんとした正装を着用しているというのに、その服さえ何故かボロボロになっているかのようなそんな気さえしてくる。

「……お祖父様……大丈夫? 顔色が……」

 既にドレスを着用してヘアメイクなどもすませていた私は、腕まである白い手袋に包まれた手を彼に伸ばした。

「……こんな時にだが、本当に綺麗だ。エレノア。儂はお前の母の時に、結婚を反対をしなければ娘のこんな姿を見られただろう……いや、また……また後悔するのか……孫のお前を不幸せにしてまで……何をやっているのか、もうわからない」

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