【コミカライズ】騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
 シャーロックでなければ、彼でなければ、誰だったとしても意味が無いから。顔も名前も知らない女の子を押し付けられた可哀想なその人は、ゆっくりと私の顔にかかっていたヴェールを上げた。

 私は今泣き腫らしてひどくみっともない顔に、なっているだろう。それでも、良かった。お相手にはとっても悪いことをしているけど。

 目の前に立っていた背の高い彼の顔を見上げたその時に、私は思わず泣いていた涙が引っ込んでしまうくらいに驚いてしまった。

「シャーロック!」

 そこに立っていたのは、昨日別れたばかりの恋人。シャーロックだった。

 なぜか、銀狼騎士団の紺の団服を着用していて正式な剣帯も付けている。目を見開いたままで絶句した私を揶揄うように、彼はにこっと笑った。

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