月夜に笑った悪魔 SS


「い、痛くない?大丈夫?」


誰かの体を洗ってあげるのもはじめて。
力加減なんてちっともわからなくて、ボディタオルを手に彼の背中を洗いながら聞いてみた。


「へーき」
「そ、そっか。もし痛かったら言ってね」


「ん」


手を動かしてどんどんボディタオルを滑らせて、腕へと移動。


私は今、彼の後ろにいる。

正面から洗うのはさすがに私の心臓がもちそうにないから後ろにいるけど……これでも色気がありすぎてどこを見ていいのかわからない。


……濡れた暁は、いつも以上に色気が増してる。
水も滴る良い男、というかなんというか……。


とにかくすごすぎる。
どうやって色気を出してるんだ、って思うくらい。

< 17 / 36 >

この作品をシェア

pagetop