御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
「折り紙なんて幼稚園のときにした記憶があるんですけど、今日撮影で久しぶりに見て懐かしかったんですよねー」
塩田は人あたりのよさそうな笑顔で言葉を続ける。
酔っているのかうまく口が回っていない。
「そうおっしゃる方、多いんですよ。私は幼稚園の先生を目指していた時期があって。そのおかげで折り紙を勉強して得意になったんです」
「幼稚園の先生?」
「はい。両親が幼稚園を経営しているので」
「そっかー。御園さんはとーってもかわいいから園児たちから大人気だったでしょうね。すみれせんせーなんて呼ばれてさ。保護者の間で評判の美人先生になってたでしょうね」
塩田はグラスを手に口元を緩ませている。
ときおり呂律も回らず言葉尻も曖昧だ。
菫はどう答えればいいのかと苦笑する。
幼稚園の先生を目指していたのは事実だが、大学受験に失敗して母親に見放されたのをきっかけにあきらめたのだ。
普段はあまり考えないようにしている現実を思い出し、菫は昂揚していた気分から一転、あっという間に落ちこんだ。
「御園さん、申し訳ない。おい塩田、飲み過ぎだ」
野島が菫の様子に慌て、塩田をたしなめる。
塩田は人あたりのよさそうな笑顔で言葉を続ける。
酔っているのかうまく口が回っていない。
「そうおっしゃる方、多いんですよ。私は幼稚園の先生を目指していた時期があって。そのおかげで折り紙を勉強して得意になったんです」
「幼稚園の先生?」
「はい。両親が幼稚園を経営しているので」
「そっかー。御園さんはとーってもかわいいから園児たちから大人気だったでしょうね。すみれせんせーなんて呼ばれてさ。保護者の間で評判の美人先生になってたでしょうね」
塩田はグラスを手に口元を緩ませている。
ときおり呂律も回らず言葉尻も曖昧だ。
菫はどう答えればいいのかと苦笑する。
幼稚園の先生を目指していたのは事実だが、大学受験に失敗して母親に見放されたのをきっかけにあきらめたのだ。
普段はあまり考えないようにしている現実を思い出し、菫は昂揚していた気分から一転、あっという間に落ちこんだ。
「御園さん、申し訳ない。おい塩田、飲み過ぎだ」
野島が菫の様子に慌て、塩田をたしなめる。