御曹司の激愛に身を委ねたら、愛し子を授かりました~愛を知らない彼女の婚前懐妊~
「そう、菫のことは航に紹介されたときからかわいい子だと思ってた。で、初めて会ったあの日、食事の後店の外で菫に連絡先を聞いてくる男がいただろう? それを見たとき菫を他の男に渡したくないって思ったんだよな。会ったばかりなのにって自分でも驚いたけど、それが菫に対する自分の気持ちを意識し始めたきっかけだ。その後はもう、それまで俺の回りにいた女性と違って俺になにもねだってこないし俺の立場を意識するでもないし。どんどん惹かれてあっという間に好きになった」
「嘘っ」
淡々と話す黎の言葉が信じられず、菫はブランケットをはねのけ飛び起きた。
「だって、そんなことひと言も言ってくれなかったし、彼女としょっちゅう会ってたのに」
「そうだったな」
黎も菫に続いて起き上がると、落ち着かない様子で黎を見つめる菫の手を握りしめた。
「嘘っ」
淡々と話す黎の言葉が信じられず、菫はブランケットをはねのけ飛び起きた。
「だって、そんなことひと言も言ってくれなかったし、彼女としょっちゅう会ってたのに」
「そうだったな」
黎も菫に続いて起き上がると、落ち着かない様子で黎を見つめる菫の手を握りしめた。