褒めて愛して支配して
「は、あ、かしわぎ、かしわぎ、す、き、すき、おれ、かしわぎ……」
気持ちよくて、満たされて。何も考えられないまま、柏木の熱が離れた口から垂れ流された言葉は、なんとも知能の低そうなめちゃくちゃな文法で、ひらがなばかりだった。
柏木は俺の頭を撫でながら胸に抱くと、いいよ、と落ち着いた声色で言葉を返し、恍惚とする俺の心を満たすように、あるいは正式なパートナーになることを認めるように、俺を従わせて褒めたその声で、続けた。
「Color、あげる」
今日の放課後、俺の家に来て。電気のような言葉が鼓膜から脳に伝達され、こくりと首を縦に振ることを促される。Subだから、頷いて。好きだから、頷いて。所有の証である首輪を受け取る約束を交わした。篠宮は俺のSub。言いながら、柏木は手のひらで俺を褒めた。
胸の中で聞く柏木の声は、自分だけのもので。この場に誰かがいてもいなくても、俺だけにしか聞こえない。俺だけにしか言ってない。俺は、柏木のもの。柏木のSub。
気持ちよくて、満たされて。何も考えられないまま、柏木の熱が離れた口から垂れ流された言葉は、なんとも知能の低そうなめちゃくちゃな文法で、ひらがなばかりだった。
柏木は俺の頭を撫でながら胸に抱くと、いいよ、と落ち着いた声色で言葉を返し、恍惚とする俺の心を満たすように、あるいは正式なパートナーになることを認めるように、俺を従わせて褒めたその声で、続けた。
「Color、あげる」
今日の放課後、俺の家に来て。電気のような言葉が鼓膜から脳に伝達され、こくりと首を縦に振ることを促される。Subだから、頷いて。好きだから、頷いて。所有の証である首輪を受け取る約束を交わした。篠宮は俺のSub。言いながら、柏木は手のひらで俺を褒めた。
胸の中で聞く柏木の声は、自分だけのもので。この場に誰かがいてもいなくても、俺だけにしか聞こえない。俺だけにしか言ってない。俺は、柏木のもの。柏木のSub。