褒めて愛して支配して
「は、あ、かし、わ、ぎ……」
息も絶え絶えに彼を求めても、ただ見下ろされるだけ。それでも、ゆるゆると震える手を伸ばせば、口角を持ち上げた柏木が舌舐めずりをして。乱暴に髪を掴むなり顔を近づけてきた。そして、俺の口端から垂れた唾液を舌先で掬い取り、そのまま。その舌で。先程まで指を捻じ込ませていた口内を欲望のままに引っ掻き回した。
液と液がぶつかるような粘着質な音。寂しいと思っていた口に流し込まれる情欲。髪を掴まれていることで感じる痛みを快感と勘違いする脳。その機能が不具合を起こすほどのディープなキスに全身の力が抜け、何も考えられなくなった。
そんな中でも、キスの合間に放たれた、舌、出して、という指示に、当然のように従う俺は、柏木に言葉を預けるようにぬるぬるとしたそれを差し出した。褒められは、しない。しないけど、柏木が満足そうに嗤ったのだけは、分かった。
互いの口から漏れる吐息を空気中で混ぜ合わせながら、溶けそうなほどに熱くなった舌を絡め、唾液を交換するように唇同士を接触させる。意識が朦朧とする中で、細胞一つ一つが快楽を知らせていた。DomとSubの本能だけではないような興奮度。高揚感。
息も絶え絶えに彼を求めても、ただ見下ろされるだけ。それでも、ゆるゆると震える手を伸ばせば、口角を持ち上げた柏木が舌舐めずりをして。乱暴に髪を掴むなり顔を近づけてきた。そして、俺の口端から垂れた唾液を舌先で掬い取り、そのまま。その舌で。先程まで指を捻じ込ませていた口内を欲望のままに引っ掻き回した。
液と液がぶつかるような粘着質な音。寂しいと思っていた口に流し込まれる情欲。髪を掴まれていることで感じる痛みを快感と勘違いする脳。その機能が不具合を起こすほどのディープなキスに全身の力が抜け、何も考えられなくなった。
そんな中でも、キスの合間に放たれた、舌、出して、という指示に、当然のように従う俺は、柏木に言葉を預けるようにぬるぬるとしたそれを差し出した。褒められは、しない。しないけど、柏木が満足そうに嗤ったのだけは、分かった。
互いの口から漏れる吐息を空気中で混ぜ合わせながら、溶けそうなほどに熱くなった舌を絡め、唾液を交換するように唇同士を接触させる。意識が朦朧とする中で、細胞一つ一つが快楽を知らせていた。DomとSubの本能だけではないような興奮度。高揚感。