皇子の婚約者になりたくないので天の声に従いました
「さっさと、婚約者候補から、辞退しなさい」と、先ほどとは違う別な声。
「ちょっと魔力が高いからって、調子にのっているんじゃないわよ」と、また別な声。「平民のくせに」
「ちょっと、さっきから聞いてれば、何、好き勝手言ってるんだよ」
ここでルネの声。
「シャノンはあの婚約の話に、これっぽっちも興味無いんだからね。婚約者候補に上がらないのも、あんたたちの実力のせいでしょ」
ルネ、気持ちはわかるけど、これでは火に油を注いでいます。せめて、小麦粉を注いでいただきたい。
「あら、これはこれは。騎士科のルネ様では。平民のくせに、騎士科なんてね」
「あらあら、お嬢様はこの学校について知らないようですね。平民でも騎士科だからこそ、入学できるんだよ」
「ちょっと魔力が高いからって、調子にのっているんじゃないわよ」と、また別な声。「平民のくせに」
「ちょっと、さっきから聞いてれば、何、好き勝手言ってるんだよ」
ここでルネの声。
「シャノンはあの婚約の話に、これっぽっちも興味無いんだからね。婚約者候補に上がらないのも、あんたたちの実力のせいでしょ」
ルネ、気持ちはわかるけど、これでは火に油を注いでいます。せめて、小麦粉を注いでいただきたい。
「あら、これはこれは。騎士科のルネ様では。平民のくせに、騎士科なんてね」
「あらあら、お嬢様はこの学校について知らないようですね。平民でも騎士科だからこそ、入学できるんだよ」