皇子の婚約者になりたくないので天の声に従いました
エドガーが使っていた組紐は、建国祭に誘ってもらったお礼に、とマーティン経由でミレーヌからもらったものだ。よく見ると、あのとき自分が彼女にプレゼントしたものと色違いのデザインであることに気付く。
マーティンは「ミレーヌが直接渡したがっていたのだが。なかなか会えないだろうからと、頼まれた。ミレーヌは非常に喜んでいた。私からも礼を言わせてもらいたい」と言っていた。
ちょっといいやつではないか、とマーティンのことを見直していたのに、エドガーがミレーヌを見かけて声をかけようとすると、ちょくちょく邪魔をしてくるのは何故だろう。
そして、エドガーはそんなミレーヌからもらった組紐を大事に使っていたのだが。
エドガーはくるりと向きをかえて、隊長室へと戻ることにした。事務仕事の続きでもやろうと思う。
マーティンは「ミレーヌが直接渡したがっていたのだが。なかなか会えないだろうからと、頼まれた。ミレーヌは非常に喜んでいた。私からも礼を言わせてもらいたい」と言っていた。
ちょっといいやつではないか、とマーティンのことを見直していたのに、エドガーがミレーヌを見かけて声をかけようとすると、ちょくちょく邪魔をしてくるのは何故だろう。
そして、エドガーはそんなミレーヌからもらった組紐を大事に使っていたのだが。
エドガーはくるりと向きをかえて、隊長室へと戻ることにした。事務仕事の続きでもやろうと思う。