クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い



「ご飯食べてるときにそう言われたら、さらに美味しく感じられそうですか?」

「はい!」

「じゃあたぶん、褒め言葉です」

「宮坂さんに話しかけられたら絶対美味しくなるんで」



声が重なった。褒め言葉だって断定したタイミングで、わたし限定でのなんかバフの説明をされた。……重なってたし、聞こえてないのでは? 白井くんのほうが、声、大きかったし。



「恐怖している言葉です」

「宮坂さんに褒められた記念ですね、日記に書いておこう」



なんでこの言葉も重なるんだ。聞こえてたし。



「記念日にしないでください。──え、はじめまして記念日とかもあるかもしれないってことですか? こわ……」


「それもありますし同じく15時48分にぶつかった記念も制定してあります」

「まさかの日付じゃない……?」

「え? はい」



あ、これたぶんわたしのほうが不思議なこと言ってるんだろうな、そうか、そっか……。


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