クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い
「視線すごくないですか?」
「そうですかね」
そうでもないと思いますけど、ってまわりをキョロ、と見る白井くん。ちがくて。
「白井くんがわたしを見る、その視線が強いなって思ったんですけど」
「通常ですよ」
「そうなんだ、やめてください」
「無理ですかね」
なんで! なんで無理なんですか白井くん。ねえほんとなんで……?
「宮坂さん、もしかしてなんですけどマイナスイオンとか出してますか? 幸せになりますよね」
「いえ。せいぜい二酸化炭素と酸素くらいしか吐き出せないですね」
幸せになりますよねって、何……? わたしといるとそれだけで幸せになれる的なこと? ほんとうに何。