クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い
「俺と同じものを吸って吐いてるから安心するんですかね。じゃあ俺、宮坂さんから出された二酸化炭素と酸素をたくさん吸えるようにがんばります。そしたらいっぱい安心できますしいっぱい幸せになれますね!」
わたしは安心できないんですが……。あとそれ、わたしじゃなくてもあてはまると思うよ。
「あ、」
予鈴がなって、白井くんがちいさくこぼした。
「すみません。かばんも持たせたまま、ずっと」
「いえ、べつに……。わたしが寝てる白井くんを観察し……あ、いや、嘘です、なんでもな」
「観察?」
しっかり聞こえてらっしゃる。そりゃそうか。うっ。
観察してたら白井くんが起きて、それから話す流れになったし、とは思ったけど、なに正直に言ってんだばか……。