クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い
*
「と、いうことで白井くん、かわいい格好しませんか」
「……えっ、どうしたんですか? 見たいんですか? 見てくれるんですか?」
えっ、何、わたしが逆に圧を感じてる。
「見たい、え、いや、そんなには」
「少しは見たいんですね、嬉しいです」
ポジティブ……。
「写真が撮りたいです。かわいいと思うんで。そしてそれに絶望してみたいので」
「いいですよ、宮坂さんのカメラフォルダに俺がいるって幸せですね、だって宮坂さんの手の中にいるってことですよね?」
「え、はい、こわ……」
「なんで絶望するんですか?」
「自分のかわいくなさにですかね」
「何言ってるんですかかわいいですよ、とんでもなくかわいいです、かわいいだけじゃなくてかっこよさも──あっ」
何かを思いついたみたいな大声。なんですか、怖いんですが。