クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い
ていうかわたし、早口褒められ攻撃になれてるのも怖いな、いや褒められ攻撃、攻撃なんて言ってる時点でなれてないなと思うとこもあるけど。
「宮坂さん、かっこいい格好したりしませんか? メンズものとか。俺コーディネートで」
「しませんよ」
「しますよね、ありがとうございます。楽しみにしてます」
「え、あの、しません」
「ありがとうございます」
「あの、白井くん、しません……」
ふたりで写真撮りましょう、って、これツーショットですかね、幸せです撮りましょう。
「撮りませんけど……」
「撮ってくれたら、笑顔の俺がおさめられますよ」
「…………白井くん、自覚がおありなんですね」
「あ、ほんとに俺の笑顔、需要あるんですか。言ってみてよかったです、そう言ってもらえて俺の中でしあわせが爆発っていうか」
「なんか悲惨そうですけどね、爆発」
「それで、どうですか? 撮ってくれます?」
「……はい、まあ、あとでわたしのことはトリミングしたら」
「そんなに俺の顔、好きなんですか」